アリー/スター誕生 (2018年)
個人的評価: 5/5満点
ひとこと: めちゃくちゃいい
いやー、胸が苦しい。
苦しいんだけど、すごく良かったです。
個人的には、ここ数年で一番良かったかもしれない。
滅多に映画で泣きませんが、久々にうるっときた映画です(涙腺の反応が悪い私にとっては、かなりキタほうです)
〜目次
❶こんな映画
❷あらすじ
❸個人的おススメポイント
❹まとめ
結末以外はネタバレあり。
❶こんな映画
2018年公開のラブストーリー。主演はブラッドリー・クーパー(監督も兼ねる)、レディー・ガガ。第91回アカデミー賞8部門ノミネート、うち歌曲賞受賞(Shallow)
❷あらすじ
人気スター歌手のジャクソン(ブラッドリー・クーパー)は、ライブ帰りに立ち寄った酒場で、客を前にパフォーマンスしていたアリー(レディー・ガガ)の歌声に惹かれ、飲みに連れ出す。
アリーは天性の歌声を持ちながら容姿にコンプレックスがあり、スターになる夢を諦めかけていた。
アリーの自作曲を聴き、益々、その才能に惚れ込んだジャクソンは、自身のツアーにアリーを参加させ、世間の耳目を集める。
2人は恋に落ち、結婚。
大手のプロディースを受けたアリーは、スターダムを一気に駆け上がる。
一方、ジャクソンは、セクシーなダンスやポップなサウンドで大衆受けを狙うアリーの路線変更が気に入らない。自身の持病の耳鳴りも悪化し、アルコールとドラッグ依存を強めていく。
夫婦仲がぎくしゃくする中、アリーがグラミー賞候補に選ばれる。晴れ舞台の授賞式にはジャクソンも同席するが、酒とドラッグの影響から、大失態を犯してしまう。
依存症を克服するため施設に入所し、再起を図るジャクソン。アリーも変わらぬ愛で支え続けるが。。。
❷個人的なおススメポイント
・ジャクソン、切なすぎるよ!!
スターの物語に身の上を重ねるなんて、おこがましい。
それは分かってるけれども。脆くて、破滅的な男にやっぱり、感情移入してしまいます。
嫉妬心?からつい、アリーを傷つけるとことか、酒でやらかすとことか、施設に入って集団療法らしきものを受けてるあたりとか。
入所後の周りの距離感とか。
結末も含めて、本当、観ていて苦しくなりました。
そういえば、ジャクソン演じたブラッドリー・クーパーは、
「世界にひとつのプレイブック」や「アメリカン・スナイパー」でも心を病んでましたね。
今作でも、繊細で哀愁漂う色男ぶりがはまっていました。カート・コバーンを彷彿とさせる歌声もかっこよかった。
女性にヘイ!って呼びかけて、振り向いたら、「もう一度、君をよく見たかった」ていうくだり、真似したい
・ガガ、演技うますぎるよ!!
今作でアカデミー主演女優賞にノミネートされたガガさん。圧倒的にパワフルな歌声はもちろん素晴らしかったですが、
演技がナチュラルで驚いた。
アリーという女性を「生きている」と言っていい、違和感のなさと説得力。
スターとして上を目指す野心もあるけど、それ以上にジャクソンに対する女性としての愛、母性を感じた。
最後の歌唱シーンは、圧巻。
・衝撃の展開
詳しく書きませんが、
私は「え、うそやろ?」となってしまいました。
余韻が、すごい。
❹まとめ
スターの栄光と苦悩。
光が強いほど、陰は深くなる。
人生、いろいろ。という妙味を2時間で体感できるのが映画の良さだと思いますが、
これぞ映画!!という傑作だと思う。