シングストリート未来へのうた
個人的評価: 3.5/5
ひとこと: 青春が、まぶしい
〜目次〜
❶こんな映画
❷個人的ポイント
❸まとめ
ネタバレなしです。
❶こんな映画
2016年のアイルランド作品。
監督・脚本は「はじまりのうた」などで知られるジョン・カーニー。
舞台は1985年のアイルランドの首都、ダブリン。不景気の中、16歳の少年コナーは、両親から学費を節約すると説得され、荒れたカトリック系のシングストリート高校に転校する。別居目前の両親の関係や不良のいじめ、校長からの嫌がらせ。不遇が続く中、一つ年上でモデル志望のラフィーナにひとめぼれしたコナーは、ミュージックビデオへの出演を口実に気を引くことに成功。音楽ができる生徒を集め、出来合いのバンドを始める。バンドが軌道にのるにつれて、コニーとラフィーナの仲も深まるが、ラフィーナにはモデルの夢を叶えるため、一緒に渡英すると約束した彼がいた。。
❷個人的ポイント
・ヒロインがステキ
この映画の目当ては、ラフィーナ役のルーシー・ボイントン。大ヒットしたボヘミアン・ラプソディで、フレディの恋人のメアリーを演じていて、キュートで親しみやすいながらスターを感じさせる雰囲気が気になっていました。
今回は、両親を幼い頃に亡くした過去を背負い、モデルの華やかな世界に憧れながらコンプレックスを抱える役柄。ミステリアスさや脆さが自然に出ていて素敵だった。
劇中で「雲のはれた月のよう」と洒落た例えをされていた大きな瞳はドキッとさせられる。
・ストーリーはキラキラ
ストーリーは、恋とバンド、大人への反抗。青春ドラマのキラキラが詰め込まれている。主人公は不良や校長に絡まれたり、恋もうまくいかなかったりもするが、基本的に自信家。
口からでまかせを言って、ラフィーナを口説く。
すぐに作曲をできる仲間をみつけてステキなオリジナル曲を作ったりもする。
ちょっとかっこよすぎ、順調すぎて、共感できない。ひがみもあるのだろうが、もうちょい、格好悪いところがあったほうが人間ぽくないかな。
・音楽は気持ちいい
音楽はあまり詳しくないけど、映画のために書き下ろされたという80年代のUKぽい楽曲は、切ないながら清々しくて、聴き入ってしまった。
❸まとめ
見る人が見れば、元気をもらえる爽やか映画。でも私の病み気味のメンタルにはちょい、まぶしかったようで、もうひとつ好きになれませんでした。